何をするにも楽しいのが一番！
楽しみながら一生懸命やることが大切。

中学生の頃に『無責任艦長タイラー』というアニメを観たり、声優さんのラジオを聴いていて、「声優という職業は、人に幸せを与えることができて、自分も楽しめる仕事だ」と感じたのが、声優をめざすきっかけでした。高校卒業後は、芝居の勉強をしながらアルバイトをしようと思っていて、その自分の理想に合っていたのが日ナレだったんです。本格的に演技のレッスンを受けたのは日ナレに通い始めてから。いろんな講師の方々にたくさんのことを教わりました。なかでも、研修科の時に、「おまえは芝居がうまいとか下手とかそれ以前に、生きることに必死すぎる。もうちょっと肩の力を抜いて生きてみろよ」と、ある講師の方に言われたことが忘れられないですね。以前はレッスンでも現場でも、台本を読み込んでいないと、緊張してかむことが多かったんです。一生懸命やっている人は他にたくさんいるのに、自分は適当に生きてきたんじゃないかという固定観念があったんですが、その言葉でガチガチに固まっていたものが外れ、気持ちが楽になりました。それからはレッスンだけじゃなく、日々の生活も前向きになり、楽しめるようになって。そうすると、その楽しさが人に伝わるようにもなったんです。声優に限らず、何をするにも楽しいのが一番！楽しみながら一生懸命やることが大切ですね。

入所案内より抜粋