アイムエンタープライズ
岡咲 美保オカサキ ミホ
生年月日:11月22日 出身地 :岡山県
主な出演作品
転生したらスライムだった件(リムル)
没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた(クリス)
Extreme Hearts(小鷹咲希)
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる(ロセル・キーシャ)
アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season(市川雛菜)

Q それでは、日ナレ入所当初のお話を聞かせてください。
とても緊張していました。というのも、私は高校生の時に神戸校に通い始めたのですが、クラスメイトのほとんどが地元の方で、私のように県外から通っている人はあまりいませんでした。でもそんな私にクラスメイトの年上の方たちは、「美保ちゃん、美保ちゃん」と積極的に話かけてくれたんです。そのおかげで、緊張を和らげることができました。これは嬉しかったのと同時に、少し意外でもありました。
Q 日ナレに通い始めた頃の生活サイクルについて、教えていただけますか?
私は週1回、金曜日のレッスンに通っていたのですが、あわただしかったという記憶しかありません。学業とクラブ活動の合い間を縫うように、どうにか通っているという感じでした。岡山から神戸までは新幹線で30分程度、乗り換えも含めて、神戸校までは1時間程度なので、決して遠い距離ではないのですが、それでも当時の私にとってはこの週1回のレッスンに通うだけでも大変でした。
Q 基礎科でのレッスンで印象に残っていることはありますか?
「外郎売(ういろううり)」という題材を覚えてくるように、と講師の方から言われたのですが、それはかつ舌と発声を強化するためなんだろうな、と思っていました。もちろんそれもありましたが、できるようになったら、今度はある特定のキャラクターになって「外郎売(ういろううり)」をやるという課題を出されました。私にはそのような発想が全くなかったので、とても新鮮でした。
Q 実際にやってみて、どんな発見がありましたか?
ある人は子どもで演じたり、またある人は老人で演じたりしたのですが、そのキャラクターごとに、当然、声の高さや話すテンポも変わるし、もっと言えば、その人その人で同じ老人でも演じ方がそれぞれ違う。私も含めた、受講生みんなが違う角度から演じるのを体験した時、表現の幅ってこんなに広いんだ、という発見がありました。そして自分が思っているよりはるかに表現って、もっともっと大きなものなんじゃないか、と感じてワクワクしたのを鮮明に覚えています。
Q 最後に、声優をめざしている方にメッセージをお願いします。
まだまだ勉強中の私が偉そうなことは言えないのですが…。本気な人ほど、自分の欠点が気になって、壁にぶち当たると思うんです。そんな時は声優になりたい! と思った最初のワクワクした気持ちを思い出してください。その時の自分に立ち戻って、そしてその思いを維持し続けてほしい。そうすれば、自然に力が湧いてくると思うんです。とにかく「好き」、という気持ちを信じて頑張ってください!
2018.12.20 声優マガジンより転載

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