アイムエンタープライズ
篠原 侑ササハラ ユウ
生年月日:4月30日 出身地 :熊本県
主な出演作品
ぷにるはかわいいスライム(ぷにる)
ダークギャザリング(寶月夜宵)
転生王女と天才令嬢の魔法革命(ティルティ・クラーレット)
RPG不動産(風色響)
キングダム(麗)

Q 日ナレの入所審査を受けた日のことは覚えていますか?
よく覚えています。高校3年生の夏に母親と一緒に熊本から東京に受けにきました。
Q 入所してみての日ナレの印象はいかがでしたか?
いい意味で講師の方々は皆さん厳しかったと思います。でも同じくらい、親身になって私たち受講生一人ひとりに関わってくださいました。そして講師の方々が真剣であればあるほど、受講生である私たちも、その熱意に負けないようレッスンに向きあっていたと思います。
Q 篠原さんは、日ナレに入って初めて演技を勉強されたそうですが、戸惑いはありませんでしたか?
とてもありました。1年目の基礎科では講師の方から「声が小さい」と常に指摘を受け続けたのですが、それまで自分の声が小さいという自覚が全くなかったので、とても戸惑いました。腹式呼吸についても「お腹から声を出しなさい」と講師の方に言われても、実際にはお腹から声って出ないよね、どういう意味? といったくらいの認識でしたので(笑)1年目の私にとって「大きな声を出すこと」と「かつ舌を良くすること」、この2つは大きな課題でした。
Q 本科では基礎科とはまた違う学びがあったと思うのですが、いかがでしたか?
基礎科が舞台に立つことを学ぶ場だとするなら、本科は舞台で演技をすることを学ぶ場だと感じました。例えば、自分が舞台の前方にいる時、後方の人の演技を妨げないように気を配らなくてはいけません。当たり前のことなのですが、つい自分が演技することだけに必死になってしまい、そこまで配慮が行き届かなかったりする時がありました。そういう時は講師の方から、厳しく指摘を受けました。自分がお客さんからどのように見えているかということだけでなく、他の役者さんの動きを考えながら、舞台全体がどのように見えるか、それを常に意識しながら演じることを本科のレッスンで教わりました。
Q 声優をめざしている方へメッセージをお願いします。
自分のやりたいことをやって欲しいです。人からどう見られるかも大切ですが、一番大切なのは、自分が自分をどう見せたいか、だと思います。誰かに言われてとか、誰かがやっているからではなくて、自分がこうしたい! という気持ちを大事にして欲しい。やりたいようにやって叱られたり、失敗したりすることもあるとは思うんです。そんな時にこそ、自分の気持ちに正直であって欲しい、私はそう思います。
2019.01.31 声優マガジンより転載

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