アイムエンタープライズ
千本木 彩花センボンギ サヤカ
生年月日:11月24日 出身地 :埼玉県
主な出演作品
ダンジョン飯(マルシル)
転生王女と天才令嬢の魔法革命(アニスフィア・ウィン・パレッティア)
新幹線変形ロボ シンカリオンZ(吾孫子カスミ)
甲鉄城のカバネリ(無名)
ガーリッシュ ナンバー(烏丸千歳)

Q 日ナレを選んだ理由を教えてください。
「養成所」で検索したら最初に出てきたのが日ナレでした。私は高校生の頃、吹奏楽部に所属していたのですが、放課後と土曜日は毎日練習があったので、週1回通える日ナレを選びました。
Q 実際に入所してみていかがでしたか?
私は大宮校に通っていたのですが、何から何まで新鮮で、「未知の世界に来た。張らなきゃ!」という気持ちでいっぱいでした。受講生の皆さんも幅広い年代の方がいらして、「これからは年齢の関係ない世界で戦っていくんだ!」と意気込んでいました(笑)。
Q 講師の方のおっしゃっていた言葉で印象に残っているものがあったら教えていただけますか?
「チャンスはいつでもあるから、それをつかめるようにならなきゃダメ」という言葉はよく覚えています。また「現場に出てから学ぶものもある」ともおっしゃっていました。私にとって基礎科の1年間は、お芝居の楽しさを知ることのできた1年でした。この時に教わったことは、今も大きな支えになっています。
Q 本科で学んだことで印象に残っていることを教えてください。
「腹から声を出せ」です。これは単に大きな声を出すという意味ではないんです。発する声の密度を高くするように、つまり「気持ちをしっかりセリフにのせてお客さんに届くように演じなさい」ということをおっしゃっていたのだと思うのですが、当時の私は、この言葉の意味が微塵もわかっていませんでした。指摘を受けるたび、心の中では「出しているよ!」と思っていました(笑)。その後、いろいろなお芝居を観るようになってから、ようやく講師の方がおっしゃっていたことの意味がわかるようになりました。今でも常にお仕事の際には、この言葉を思い出して、お腹から声を出すように心がけています。
Q 最後に声優をめざしている方にメッセージをお願いします。
お芝居そのものを楽しむことが、一番大切だと思います。演じることはとても難しいけれど、とても楽しい。すごく悩むけれど、やっぱり楽しい。私自身、演じている最中は苦しいと思うこともあるし、「全然ダメじゃん!」という反省の繰り返しです。それなのに、終わったらすぐに、またお芝居の世界に引き戻されてしまう、そんな感覚があるんです。それって言葉にできないくらい演じることが好きだし、楽しいと思っているからなんですよね。正解は自分の中にあります。決して満足することなく、自分の感じたままに、めざす道を進んで行ってほしいですね。
2019.04.25 声優マガジンより転載

声優マガジンでは全文を掲載!