アイムエンタープライズ
天﨑 滉平アマサキ コウヘイ
生年月日:10月22日 出身地 :大阪府
主な出演作品
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rhyme Anima(山田三郎)
FARMAGIA(テン)
ウィッチウォッチ(風祭監志)
ハイスコアガール(矢口春雄)
DOUBLE DECKER! ダグ&キリル(キリル・ヴルーベリ)

Q 日ナレを選んだ理由を教えてください。
大学に通いながら行ける週1回のクラスがあったこと、家から通える距離に大阪校があったこと、そして、出身者が有名な方ばかりで、自分が尊敬する方も大勢おられたことから決めました。
Q 入所した頃の日ナレの印象について教えてください。
アニメが好きで声優をめざしたので、養成所ではアニメ的な声の演技を学べると期待していたら、身体を使った表現からレッスンが始まったことに驚きました。でも、やってみたらすごく楽しくて。それまで自分の内にあるものを表現するなんて、恥ずかしくてできなかったけど、養成所はそれをやってもいい場所で、みんなそのために来ていて。そういう環境に入れたことがすごく嬉しかったです。
Q 基礎科のレッスンはどうでしたか?
毎回、講師の方が自分の芝居に対してアドバイスをくださるので、次の週までに修正して、また見てもらうということを繰り返していました。ダメだと言われたら、なぜダメなのか、自分に足りないことは何なのかを帰りの電車の中で考えて、じゃあどういうふうにアプローチすればできるようになるのか、これをやってみよう、あれをやってみようと試行錯誤しながら自宅でやってみて、次の週のレッスンでまた見てもらうんです。毎回、難しさを感じていましたが、僕はその作業が大好きでした。
Q 日ナレで教わったことで、プロになった今、特に役立っていると思うことは何ですか?
たくさんありますが、精神的な部分は大きいですね。例えば、現場で共演者やスタッフの方々にご挨拶するのはもちろんですが、スタジオに入る時に、スタジオに対して心の中で「よろしくお願いします」って挨拶するとか、マイクや、自分が座る椅子に対しても挨拶するよう教えられたんですが、それによって、心を整え、スタジオを自分の安心できる場所にすることができるんです。あと、台本をもらったら、まず、自分が出るシーンを探すのではなく、台本に「よろしくお願いします」って挨拶して、1ページ目から開いて読み込んでいく。そんなふうに現場でお仕事をする時にもっとも大事な気持ちのあり方や、基礎の部分を、時間をかけて教えてもらったと思います。
Q 最後に声優をめざしている方へメッセージをお願いします。
声優は、自分で見て、学び、考え、絞り出し、自分自身を磨いていかなければいけない仕事です。身体も精神も強くなければ続けられないので、大変なことを楽しめる性格でなければ、やっていけないかもしれません。どこまでいってもゴールはないし、つらいことが多いけど、好きな職業につけて、そこで人から評価してもらえることは最高に幸せなので、皆さんも頑張ってください。
2019.10.15 声優マガジンより転載

声優マガジンでは全文を掲載!