アーツビジョン

谷口 夢奈タニグチ ユナ

生年月日:8月17日 出身地 :大阪府

主な出演作品

【アニメ】
アリス・ギア・アイギス Expansion(下落合桃歌)
ぷにるんず(ゆか)
あひるの空(七尾奈緒)
賢者の弟子を名乗る賢者(ユーリカ)
ましろのおと(山野桜)

Q 日ナレを選んだ理由を教えてください。

まず高校に通いながら学べるからです。あとは、リーズナブルだったので、親にお願いしやすかったことが決め手でした。

Q 入所した頃の日ナレの印象について教えてください。

めちゃくちゃ楽しかったです! 私は、結構人見知りするほうで、初日はドキドキだったんですが、頑張って話しやすそうな子に「おいくつですか?」って声をかけたり、自己紹介で同じアニメが好きって言っていた人に話しかけたり、ちょっとずつ友達を増やしていって。アニメや声優が好きという同じ趣味の人たちが集まっているから、会話もとても楽しくて、3週目くらいには、何人かとレッスン終わりでご飯を食べに行くようになっていました。初めの頃のレッスンは、お芝居を勉強するというよりも、自由に身体を動かしながら、笑ってみよう、大声で言ってみようっていう風に、リラックスして楽しみながら表現の仕方を学べたので、レッスンの日が毎週とっても楽しみでした。

Q 基礎科で印象に残っていることはありますか?

声優の仕事って、マイクの前に立って演技するものだと思っていたので、まず発声や体を動かすことから始めると聞いて驚きました。あと、お芝居する時の声はナチュラルでいいと言われたことが衝撃でした。自分では意識していなかったんですが、可愛らしい声の声優さんに憧れていたので、真似してしゃべっていたみたいで、講師の方に「声を作るのはやめたほうがいい」って言われたんです。それからは自然なお芝居ってなんだろう、ナチュラルなお芝居ってなんだろうって、すごく考えるようになって、普段の生活でも話し方をすごく意識するようになりました。例えば、これも講師の方に教えていただいたことなんですが、テレビでお笑い番組を観て笑った時、自分の呼吸ってどうなっているんだろうとか、どういう声を出して笑っているのかを意識するんです。そうやって、自分の中に表現の引き出しを増やしていくようになりました。

Q 日ナレで学んだことで役に立ったことはありますか?

講師の方に「オーディションは落ちるもんだ。そんなに気にすることはない。次頑張ろうって前向きにいくほうがいいよ」って言われたことはよく思い出して、力にしています。オーディションに落ちても、自分の声がキャラクターに合っていなかったから落ちたんだ、きっと自分に合う役に出会えるから! って気持ちを切り替えるようにしています。

Q 最後に声優をめざしている読者へメッセージをお願いします。

普段から自分の話し方を意識したほうがいいと思います。例えば、隣にいる人に話す時と、ちょっと離れたところにいる人に話す時って声のボリュームが違いますよね。内容によって、話し方も変わると思います。あと、映画やドラマを観て泣いた時、自分はどういう呼吸をしているのか、どういう声を出しているか。そういう一つひとつを自分の引き出しの中にしまっていく作業はすごく大事だと思います。声優をめざしている人はたくさんいるし、事務所に所属することも簡単ではありません。所属できたとしても落ち込むことはとっても多いです。事務所に入ってから苦労した時期が長かった私は、めざしている皆さんに、絶対大丈夫とは言えません。でも、いろいろな縁があって運があって、それをつかんでいくのは自分の頑張り次第です。皆さん、一緒に頑張りましょう!

2020.01.28 声優マガジンより転載

声優マガジン

声優マガジンでは全文を掲載!

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早見 沙織ハヤミ サオリ

主な出演作品

【アニメ】
SPY×FAMILY(ヨル・フォージャー)
鬼滅の刃(胡蝶しのぶ)
鬼人幻燈抄(白雪)
SAKAMOTO DAYS(大佛)
魔法つかいプリキュア!(花海ことは/キュアフェリーチェ)

Q 日ナレにはいつ、どのような経緯で入所したのですか?

小学6年生の3月に、雑誌に載っていた日ナレの広告を見たことがきっかけでした。声優になるための学校があって、中学生でも通えるジュニア声優クラスがあることを知って、通ってみたい!って思ったんですけれども、私はすごく引っ込み思案な子どもだったので、親に言い出す勇気が持てなくて。でも、どうしても通いたい思いが消せなくて、ある日リビングの机の上に日ナレの広告が載っているページを開いて置いておいたんです。親に気づいてほしいというさりげないアピールですね(笑)。そうしたら、私が声優に興味を持っていることを知っていた母が「行きたいの?」と聞いてくれて、思いを伝えたところ、認めてくれました。ただ、「申し込みの電話は自分でしてね」と言われて、すごい緊張して手が震える中、自分で事務局に電話しました。母は私が表に出たがるタイプではないことをわかっていたので、本気でやりたいのなら、その一歩は自分で踏み出しなさいと背中を押してくれたのだと思います。