アーツビジョン

依田 菜津ヨリタ ナツ

生年月日:2月13日 出身地 :三重県

主な出演作品

【アニメ】
ヒーリングっど♥プリキュア(沢泉ちゆ / キュアフォンテーヌ)
転生貴族の異世界冒険録 〜自重を知らない神々の使徒〜(シルビア)
未ル わたしのみらい(アイル)
フェルマーの料理(赤松蘭菜)
スター☆トゥインクルプリキュア(天宮たくと、天宮いくと)

Q 日ナレを選んだ理由を教えてください。

日ナレのホームページを見た途端、夢をめざすための現実的な方法が目の前に舞い降りた! って思いました。当時、実家から名古屋の大学に通っていたんですが、日ナレは名古屋校が存在し、通学のための定期で通えるし、しかも、私のバイト代でも払える受講料で、レッスンも週1回だから大学生活と両立しながらめざせる。私はパソコン好きで、理屈っぽいところがあって、現実的じゃないことは全部排除する性格なのですが、これなら行ける! と。とにかく通ってみて、大学在学中に事務所に所属できなかったら諦めようと決めました。

Q 入所した頃の日ナレの印象について教えてください。

私はお芝居の経験が一切なかったので、まず、人前に立って表現することの恥じらいや緊張がありました。でも、クラスメイトがみんなイキイキしていて明るかったので、みんなに引っ張られて、次第にのびのびとできるようになって。特に、私たちは7月入所の7月生で、しかも名古屋校ということで、4月生にも東京の人たちにも負けないぞっていう気持ちもあって。お互いに高め合っていけるやる気満々のクラスメイトたちと一致団結して、切磋琢磨していました。

Q レッスンで印象に残っていることはありますか?

基礎科のレッスンで、講師の方に「右手で重たい荷物を持っているつもりで歩いてください」と言われた時のことは今でも忘れられません。みんな右肩を下げて歩いたんですが、実際、重い物を持った時は腰を入れるので、右肩は上がるんです。クラスメイトの中で、これができたのは2人だけ。もちろん、私も右肩を下げていました。この時のことはプロになった今でもよく思い出すんです。というのも、マイク前では走るにせよ、転ぶにせよ、実際にその動きをしなくても、それに伴った声が出せなくてはいけないので、イメージをきちんと体感として作り出さなければなりません。リアルに自分で作り上げないと、観る人の心に届かないんです。

Q 大学との両立は大変ではありませんでしたか?

私はあれもこれもちゃんとやろうとしてしまう性格で、大学も日ナレも全部一生懸命やりたかったので、すっごく大変でした。でも結局、研修科の時にパンクしてしまったんです。教職課程も履修していたし、副ゼミ長にも任命されちゃって今まで以上に大学も大変になっていて。日ナレではよく「レッスン以外の6日間をいかに過ごすかが勝負」って言われるんですが、それも全然できなくなってしまって。そんな時、講師の方に「そればっかりは仕方がない。できないなら、レッスン以外の1日だけ、しっかりやる日を決めて、あとの日は割り切って学業に専念すればいい」って言われたんです。なるほど、そうかもしれないと思って、レッスンの前日に、課題やお芝居の勉強を全力でやるようにして、その他の日は大学に集中しました。結局、それが自分に合っていたみたいで乗り切ることができました。

Q 最後に声優をめざしている方へメッセージをお願いします。

日ナレは、私みたいに学校に通いながらだったり、仕事をしながらでも、学びたい人が通いやすい環境なので、思い切って飛び込んでくださいっていうことをまずは伝えたいですね。あと、夢をめざす途中には、つらいこともたくさんあると思います。そんな時に自分を支えるのは、好きという感情だと思うんです。だから行き詰った時には、自分が何が好きで、どういうことに心が躍って、どういうことに胸がときめいたのか思い出して、前を向いてほしいと思います。好きなことは一生懸命できると思うので!

2020.04.21 声優マガジンより転載

声優マガジン

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アイムエンタープライズ

早見 沙織ハヤミ サオリ

主な出演作品

【アニメ】
SPY×FAMILY(ヨル・フォージャー)
鬼滅の刃(胡蝶しのぶ)
鬼人幻燈抄(白雪)
SAKAMOTO DAYS(大佛)
魔法つかいプリキュア!(花海ことは/キュアフェリーチェ)

Q 日ナレにはいつ、どのような経緯で入所したのですか?

小学6年生の3月に、雑誌に載っていた日ナレの広告を見たことがきっかけでした。声優になるための学校があって、中学生でも通えるジュニア声優クラスがあることを知って、通ってみたい!って思ったんですけれども、私はすごく引っ込み思案な子どもだったので、親に言い出す勇気が持てなくて。でも、どうしても通いたい思いが消せなくて、ある日リビングの机の上に日ナレの広告が載っているページを開いて置いておいたんです。親に気づいてほしいというさりげないアピールですね(笑)。そうしたら、私が声優に興味を持っていることを知っていた母が「行きたいの?」と聞いてくれて、思いを伝えたところ、認めてくれました。ただ、「申し込みの電話は自分でしてね」と言われて、すごい緊張して手が震える中、自分で事務局に電話しました。母は私が表に出たがるタイプではないことをわかっていたので、本気でやりたいのなら、その一歩は自分で踏み出しなさいと背中を押してくれたのだと思います。