アーツビジョン
松田 颯水マツダ サツミ
生年月日:7月17日 出身地 :大阪府
主な出演作品
わんだふるぷりきゅあ!(猫屋敷ユキ/キュアニャミー)
科学×冒険サバイバル!(ジオ)
逃げ上手の若君(摂津清子、ナレーション)
かげきしょうじょ!!(沢田千夏)
アイドルマスター シンデレラガールズ劇場(星輝子)

Q 日ナレを選んだのはなぜですか?
中学2年の時から声優になるための方法をめっちゃ調べ始めて、高校生でも通えることと、親にプレゼンしやすい学費だったことが決め手でした。
Q 入所当初の生活サイクルを教えてください。
親から許可されたのが、日曜日の午前中のクラスでした。となると、特撮の番組が放送されている途中で家を出なければならなくて! でも、むしろ、それが「今までは観て楽しむ側だったけど、いつか絶対そっちに行くからね!」って、めっちゃ頑張る原動力になっていた気がします。とにかく当時の私は日ナレのレッスンを優先したかったので、高校では幽霊部員でも許されそうな部活を選んで、学校も部活もない土曜日は、レッスンで講師の方が言っていたことをひたすら復習して、声優になる未来しか考えていませんでした。
Q 入所当初の日ナレの印象はいかがでしたか?
同じクラスの中には、前に出るのがあまり得意でない方とか、自分を変えたくて入所したという方もいらっしゃるのを知り、「そういう考え方もあるんだ!」と驚きました。私はとにかく「このクラスで絶対一番目立とう!」って考えていたので、あの頃は謎の自信に満ち溢れていたなと思います(笑)。
Q 日ナレのレッスンが仕事の現場で活きていると感じていることはありますか?
講師の方に、この業界で長くやっていける人になるために、「タンポポみたいな人になってほしい」と言われたことは、今もすごく自分の中に残っています。タンポポってどこにでも咲けるじゃないですか。自分の個性はコレだって決めつけて、突っ張って、柔軟性がない人は、すごく使いにくいから、タンポポみたいにどこででも自分の個性を出せる人になってほしいと言われて、なるほどと思ったので、今もなるべく、ああいうのは嫌、こういうのは嫌って言うことなく、基本「はい!」と言って、自分のカラーでお仕事できたらいいなと考えています。
Q 最後に声優をめざしている方へメッセージをお願いします。
いろいろなところでいろいろなものに触れて、いろいろなことができる人になったほうがいいとよく言われると思うんですけど、私は、それも大事だけど、好きなものの解像度をめちゃくちゃ上げていくこともぜひやってほしいと思います。私は特撮から始まって、子ども向けの作品がめちゃくちゃ好きで、観まくってきましたけど、漠然と観ずに、これはこうなっているんだっていっぱい解体できるくらいスキルを具体的に上げていくと、いつかチャンスが来たときに、「できます!」って手を上げられるし、胸を張って自分を売り込むこともできます。なので、好きなことをめちゃくちゃ磨いてほしいなって思います。
2024.10.23 声優マガジンより転載

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