アーツビジョン

鈴代 紗弓スズシロ サユミ

生年月日:2月4日 出身地 :神奈川県

主な出演作品

【アニメ】
ぼっち・ざ・ろっく!(伊地知虹夏)
九龍ジェネリックロマンス(小黒)
クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。(石倉陽鞠)
ざつ旅-That's Journey-(蓮沼暦)
女神のカフェテラス(鶴河秋水)

Q 日ナレを選んだ理由を教えてください

当時の私は「自分の夢は自分の力で叶えたい」という意志をすごく強く持っていました。だから、学費も自分で出したかったんです。
そういう観点から選んだ時、一番現実的だったのが日ナレでした。私みたいな学生でも頑張ればなんとか通えるんじゃないか、と思わせてくれるお手頃な料金でした。
それと、週1回のコースがあったのも魅力でした。「これだったら、部活もやりながら通えるかもしれない。自分の希望条件にすごく合っている」と思いました。

Q 入所した頃の日ナレの印象を教えてください

お芝居をしたことがなくて、演技も全くの初心者だったのですが、私はあえて何も知らないまま飛び込んでみようと思って行ったこともあり、入所した1年目はすべてが新しい経験の連続でした。
人前で大声を出したり、いきなり笑い出したり、といった羞恥心を捨てるレッスンがとにかく多くて、高校生だった私は自分が知らない、こんな新しい世界があるんだと、ひたすら驚いていました。

Q 週1回のレッスンに臨むうえで心がけていたことはありますか?

週1回のレッスンが本当に短く感じました。同時に、残りの6日間をどう過ごすかがとても大切になってくることを知りました。
自分が成長していかないと、どんどん置いていかれちゃう感じがあったので、レッスンでは吸収するだけ吸収して次のレッスンまでの6日間で出来るだけブラッシュアップする。当時はその週1回を楽しみに1週間を生きていた感じですね。

Q 基礎科のレッスンで印象に残っていることがあれば教えてください

沢山ある中でも特に印象に残っているのは、山に登る設定のエチュードです。「今から山に登って、ここが頂上だと思って叫んでみよう」という設定だったのですが、当時、私は山に登ったことがなかったんです。
なんとか想像力を膨らませてレッスン場を山だと思わなきゃいけないと思案していた時、講師の方が「ここが山で頂上に登ってきたよ。 目の前には空が広がっている。太陽の光が眩しい。何を叫ぶ?」など、細やかに状況を説明しながら私たちを導いてくださったんです。すると、どんどん私の頭の中で情景が出来上がっていきました。
風はどのくらい吹いているのか。太陽はどのくらい眩しいのか。周りに人はいるのか。足場はどんな感じなのか。寒いのか、暑いのか。すべてが補完されていく感覚がその時ありました。
登山の経験がないので分からないはずなのに、自分の中の五感がまるでそこにいるかのような感覚になったんです。「これがお芝居をするうえで大事なのかもしれない。楽しい!」と思ったことをよく覚えています。

Q 声優をめざしている方へメッセージをお願いします

本当に声優って楽しいです。大変なことがないとは言いませんが、それ以上に楽しい時の濃度が高いので頑張れています。
ただし、覚悟を持って挑んでほしいとはすごく思います。今めざしている方はきっと、夢に向かって一直線だと思いますので、その気持ちを大切にしていただきつつ、経験はたくさんした方がいいと思います。
今の自分が養成所時代の自分に会えたら、「旅行や学生生活を楽しむとか、その時にしかできないことをたくさんした方がいいよ」って言うと思います。いろいろな経験をして、それをいずれ声優になった時に還元できるように頑張ってください!

2025.02.26 声優マガジンより転載

声優マガジン

声優マガジンでは全文を掲載!

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アイムエンタープライズ

早見 沙織ハヤミ サオリ

主な出演作品

【アニメ】
SPY×FAMILY(ヨル・フォージャー)
鬼滅の刃(胡蝶しのぶ)
鬼人幻燈抄(白雪)
SAKAMOTO DAYS(大佛)
魔法つかいプリキュア!(花海ことは/キュアフェリーチェ)

Q 日ナレにはいつ、どのような経緯で入所したのですか?

小学6年生の3月に、雑誌に載っていた日ナレの広告を見たことがきっかけでした。声優になるための学校があって、中学生でも通えるジュニア声優クラスがあることを知って、通ってみたい!って思ったんですけれども、私はすごく引っ込み思案な子どもだったので、親に言い出す勇気が持てなくて。でも、どうしても通いたい思いが消せなくて、ある日リビングの机の上に日ナレの広告が載っているページを開いて置いておいたんです。親に気づいてほしいというさりげないアピールですね(笑)。そうしたら、私が声優に興味を持っていることを知っていた母が「行きたいの?」と聞いてくれて、思いを伝えたところ、認めてくれました。ただ、「申し込みの電話は自分でしてね」と言われて、すごい緊張して手が震える中、自分で事務局に電話しました。母は私が表に出たがるタイプではないことをわかっていたので、本気でやりたいのなら、その一歩は自分で踏み出しなさいと背中を押してくれたのだと思います。