アイムエンタープライズ

松岡 美里マツオカ ミサト

生年月日:3月23日 出身地 :兵庫県

主な出演作品

【アニメ】
キミとアイドルプリキュア♪(キュアアイドル/咲良うた)
柚木さんちの四兄弟。(霧島宇多)
うたごえはミルフィーユ(近衛玲音)
ばっどがーる(涼風涼)
映像研には手を出すな!(水崎ツバメ)
松岡美里

Q 日ナレに通い始めたのはいつですか?

中学1年生の時でした。実は声優をめざし始めた小4の時には、「日ナレに通いたい」と母に告げていたんです。アニメイトで買い物をした袋の中に日ナレの広告が入っていて、運命を感じてしまって。
でも、その時、私は神戸に住んでいて、一番近いレッスンスタジオが大阪で。母は小学生を1人で神戸から大阪まで通わせるのは心配だったようで、「(日ナレが)近所にできたらね」と諭されまして。私はそれをずっと覚えていて、中学に上がった時に日ナレのホームページをチェックしたんです。そうしたら「神戸校開校」って出ていて! またもや、これは運命だ! と感じて、さっそく母に告げて、通い始めました。

Q ジュニア声優クラスのレッスンはいかがでしたか?

中学時代の3年間ジュニア声優クラスに通ったのですが、人前で恥ずかしがらずに表現するレッスンを重ねて、心の中が豊かになっていく感じがしました。
何より演技って楽しいってすごく思うようになって、講師の方からは「その楽しいという気持ちを忘れてはいけない」と常に言われていたのですが、プロになった今、楽しんで演じることって大事だと強く思っているので、ジュニア声優クラスでの日々は、声優としての大切な心構えを教えていただいた時間だったんだなと実感しています。

Q 基礎科、本科、研修科で、印象に残っているレッスンはありますか?

私、すごく泣く生徒だったんです。特に研修科時代の講師は厳しく指導してくださる方だったので、ダメ出しをされ、「もっとできるハズ!」と鼓舞される瞬間がいっぱいあって。
そう言われるたびにできない自分が悔しくて涙が出てしまっていたんです。でもその講師の方は、レッスンの最後に必ず、丁寧なアドバイスをしてくださいました。そのアフターケアに、私たち受講生にこんなに向き合ってくれる大人がいるんだということがすごく嬉しかったし、講師の方の愛をすごく感じて、また、泣けてきて(笑)。


今振り返っても、ああやって厳しく指導されなければ成長できなかったなと思うところがいっぱいあるので、今の私を築くうえで日ナレの日々は本当に大切な時間だったと感じています。

Q 日ナレのレッスンが仕事の現場で活きていると感じることはありますか?

研修科2年目の時、「もっとリラックスしてお芝居しなさい」と言われたことです。
当時は、全力でやるんだという思いが強い分、すごく肩に力を入れてお芝居をしていたのだと思います。“努力=辛いこと”と思っていて、“努力=楽しいこと”って思えなかったんです。でも、自分が楽しいと思っていなければ、聴いている人も楽しいと思えないと教えられて。
その後、出演したゲームの『艦隊これくしょん-艦これ-』で、まさにそのことを体感して、“楽しむこと”はその後の私のお仕事の指針になりました。

Q 最後に声優をめざしている方へメッセージをお願いします。

私も日ナレ時代は、所属した先輩方のインタビューを読んで、めちゃくちゃ士気を上げて、私もいつかここに載るんだ! とか、この方とお芝居するんだ! という強い気持ちを持って、レッスンに励んでいました。インタビューの中で、「週1回のレッスン以外の時間に自分でいっぱい考えて、レッスンは発表の場にしたほうがいい」とおっしゃっていた方がいて、実践していたのですが、本当にその通りだと思っているので、皆さんにもその心持ちを大切にしてほしいと思います。
あと、声優になるためには私生活でいろいろな経験をすることも大切なので、レッスン以外の経験もいろいろ積んでください。これを読んでくださっている皆さんと、アフレコ現場でいつか一緒に掛け合いができることを楽しみにしています。

2025.11.12 声優マガジンより転載

声優マガジン

声優マガジンでは全文を掲載!

その他の卒業生の声

早見沙織

アイムエンタープライズ

早見 沙織ハヤミ サオリ

主な出演作品

【アニメ】
SPY×FAMILY(ヨル・フォージャー)
鬼滅の刃(胡蝶しのぶ)
鬼人幻燈抄(白雪)
SAKAMOTO DAYS(大佛)
魔法つかいプリキュア!(花海ことは/キュアフェリーチェ)

Q 日ナレにはいつ、どのような経緯で入所したのですか?

小学6年生の3月に、雑誌に載っていた日ナレの広告を見たことがきっかけでした。声優になるための学校があって、中学生でも通えるジュニア声優クラスがあることを知って、通ってみたい!って思ったんですけれども、私はすごく引っ込み思案な子どもだったので、親に言い出す勇気が持てなくて。でも、どうしても通いたい思いが消せなくて、ある日リビングの机の上に日ナレの広告が載っているページを開いて置いておいたんです。親に気づいてほしいというさりげないアピールですね(笑)。そうしたら、私が声優に興味を持っていることを知っていた母が「行きたいの?」と聞いてくれて、思いを伝えたところ、認めてくれました。ただ、「申し込みの電話は自分でしてね」と言われて、すごい緊張して手が震える中、自分で事務局に電話しました。母は私が表に出たがるタイプではないことをわかっていたので、本気でやりたいのなら、その一歩は自分で踏み出しなさいと背中を押してくれたのだと思います。