いろんな講師の影響をうけて今の自分がある。
無駄な出会いはひとつもない。

高校卒業後の進路として「こんな道もあるんだ。とりあえず行ってみるか」と、軽い気持ちで声優の道を選んだんです。昔から目立つことが好きだったのもありますね。でも正直プロになれるなんて思ってもみなかったんです。はじめはナメてて、稽古場の後ろに座ってるだけだったり。でも次第に自分のなかで変化が現れはじめて、なぜか新鮮な気持ちで芝居と向き合え、おもしろさも感じはじめたんです。以前は根拠のない自信だけたっぷりあって、謙虚に講師の言葉を受け入れられず、無駄にトガってたりもしました。でも「間違ったことは言ってないな」と思うものを素直に受け入れるようにしていったら、次第に仕事が来るようになったんです。講師の方々の表現や教え方はそれぞれ違うけど、根底は同じことを言っていて、こうしたことって後で気付くんですよね。自分は４人の講師の方々に教わったんですが、ひとつひとつの出会いで無駄になっているものはないですね。それぞれの方からそれぞれ影響を受けて、今の自分があるんじゃないかなって思います。

入所案内より抜粋