自分がその一人なんだという責任感や感謝は、
決して忘れてはいけないことだなと思います。

小学生の頃に好きなアニメのセリフを真似してみたのをきっかけに、声で遊ぶということをするようになりました。上京してから音楽の専門学校に2年通いましたが、声優への憧れを捨て切れず、日ナレに通うことを決意しました。最初は緊張していたのですが、周りは皆声優をめざしているから全員が友人でもありライバルであるという事と、どんな講師の方が来るのかワクワクしていました。本当に未知の世界に足を踏み入れた感覚でした。僕が入った週1 回クラスには、7 月に新しい仲間も入ってきて、レッスンに新たな風が吹くような感じで刺激になりました。同じレッスンを受けた仲間たちとはいまだに会うことがあって、「アニメ観てるよ！」なんて応援メッセージをもらうこともあります。レッスン後によくみんなで食事に行っていたんですが、お芝居や演技について意見を言い合ったりして楽しく会話をしていく内に、自然と絆が生まれました。お仕事をさせていただくようになってわかったのですが、これはどこの現場でも同じだと思います。キャスト陣とスタッフの方々が協力し合って、ひとつの作品を作り上げていくんだと日々実感しています。自分がその一人なんだという責任感や感謝は決して忘れてはいけないことだなと思います。

入所案内より抜粋